テルミン活動日誌

北海道小樽市でテルミンを弾いています

2024.03.11右半身がシビレた話

たしか先週の木曜。

口の周りが、虫歯の治療をして麻酔が切れた後のようなシビレというか麻痺のような感じがした。

気にしなければ気が付かない程度、もしかしたら気のせいかも?と疑うくらいのうっすらとした違和感。

「口 しびれる」などで検索すると、脳梗塞が候補に挙がってビビりの私はドキリとした。

 

土曜日、以前から気になっている他の症状を診てもらいに内科へ行った。

喉が苦しいのと、鼻の頭が冷たいというかツンとするのだ。

検査はなく問診のみで「ストレスか飲酒の影響」という推測に至り、とりあえず一か月禁酒することに。

口周りのシビレについても聞いてみたが、「ストレスで起こっているかもね」と様子見となった。

プロが言うのだからそれで大丈夫なのだろうが、無知な私は無駄に疑い怯えていた。

 

日曜。

PCをいじっていたら右腕~手の甲がシビレてきた。

それと同時に、右腿も。

冷え性なので、体が冷えているのかなとも思ったが、シビレで間違いないようだ。

なんとなく、口の周りもまたシビレている気がする。

 

半身がシビレるなんて、これはもうアレしかないのでは?と、さらっと見ただけのネットの情報を鵜呑みにして打ち震えた。

もしこのまま倒れたり死んだりしてこの散らかった部屋を人に見られたら死んでも死にきれない。

この晩はなかなか寝付けなかった。

 

翌朝。

シビレは感じない。

けどまだ油断はできない。

感覚がなくなるほどにシビレているかも知れないとドキドキしながら両手足を動かしてみる。

動く。

しかし、もしこれが脳梗塞だったら全く何も安心ではない。

シビレは治まっても結局は不安なまま。

次の休みは金曜なので、病院に行くとしたら4日後。

それまで正気でいられる自信がない。

 

出勤しデスクワークをしていると、また右腕と右腿、脚がシビレてきた。

右頬もかすかにシビレてきた。

思い立って上司に理由を説明し半休のお願いをした。

忙しそうにされてたので、メールで。

だけどすぐには気づいてもらえず昼休みになってしまった。

休憩から戻ると、上司に「今からだとアレだし明日行くかい?」と言われ思わず「そうですね、そんなに急いでないので。まさか脳梗塞とかなわけないですし~」と答えた。

本当は今すぐ行きたい。

勤務中なのについXで愚痴をつぶやいてたら、上司が現場のリーダーに相談して、リーダーが「明日でも今からでも病院に行っていい」と言ってくれた。

その場で最寄りの神経科に電話し、今日なら空いてるとの事で30分後に予約をした。

 

病院について待合室で問診表を書き、その場で血圧を測られた。

直前にコーヒーを飲んでいたからか、110/70と、上も下も過去最高に高い数値が出た。

 

MRIを撮り、いよいよ診察。

先生は、輪切りにされた私の頭部を丁寧に解説してくださった。

「これは骨と皮膚です」「これは脳です」「ここは問題ないです」「ここも問題ないです」「この辺に神経が集中してます」…というように部位と異常の有無を一枚ずつ、本当に丁寧に。

次の写真で「あ、ここに影が!」みたいに突然指摘されるのではとドキドキしたけれど、結果脳も血管も健康だった。

アルコールのせいで脳が萎縮してたりもないようだ。

首の骨がちょっと曲がってて、椎間板が老化していると言われたのはちょっとショックだった。

姿勢を正しても意味がないらしい。。。

 

次に、目をつぶって両腕を前に伸ばすよう指示された。

 

手を下ろしたら、今度は針のようなものでおでこをチクチク。

「右と左、どちらが痛く感じますか?」

私はこれ系が苦手だったりする。

大体、どれも同じに感じるからだ。

素直にそう答えればいいのだろうけど、「どっち?」と聞かれたからにはどっちかを言わなければいけない気がしてめちゃめちゃ悩む。

(目の検査で、緑と赤どちらがはっきり見えるか、というのもいつも同じくらいに見えて回答に困る…)

頭、首、肩、腰、腕、顔…細かくチクチクして、痛く感じたら「あ、そこ痛いです!」と伝えるという検査。

何番目の神経が敏感になってるか、みたいなのを診ていたらしい。

 

診察の結果、私の症状の原因はウイルス性の炎症とのこと。

ストレスなどで免疫が低下すると発症するとかなんとか。

コロナワクチンの接種も一因だとか。

 

深刻度は聞かなかったが、脳梗塞じゃなくて良かったという安堵感でいっぱいだった。

抗ウイルス薬(ウイルスの増殖を抑える)、ビタミンB12(シビレなどの神経障害を改善)、葛根湯(血行促進?炎症を抑える、肩こりにも効く)を処方され終了した。

 

後でそのウイルスについてネットで覗いてみたら、先生から聞いた話と同じ内容の記事ほとんど見つからなかった。

やはり、ネットで病気を検索するのはよくないね。

ちょっとでも気になる症状があるなら、ネットで闇雲に検索するよりもさっさと病院に行った方がずっと早くに、そしてとてもスッキリする。