今年の抱負、第二弾。
昨年11月、4年ぶりに台湾へ旅行をした。
台湾は行った事のある唯一の海外で、一人で行ったのは今回が2回目。
今回の主な目的は、前回行った場所にまた訪れる事。
4年前、旅行の計画を立てている時に台湾でもコーヒーが栽培されていると知り、飲んでみたい、そしてどうせなら農園も見てみたい。と思い、公共交通機関で行けそうな農園を探して「雲林県古坑郷華山村」という場所にたどり着いた。
そこは桃園空港から新幹線と電車とバスを乗り継いだ、山の中にあった。
台湾有数の産地で観光地にもなっているそうだが、住民以外に人影はほとんどなかった。
お土産屋は点在するが農園らしきものは見当たらない…農園はもっと人里から離れてるのかなと思いながら、ネットで見つけた近くの観光スポットに向かった。
定員2名の吊り橋。
私は高いところが苦手なので自撮りをして帰ろうとしたら、ちょうど向こうからご夫婦が渡ってきて、「あっちの方がきれいな景色だから!」とおされ、叫びながらこの橋を渡った。
するとその先には私が求めていたコーヒー畑が。
実も実っていた。
駐車場で天日干し。
それから数キロ歩いて最初の場所に戻り、ご夫婦と別れた。
そしてそのあと近くにあった食堂のようなお店を覗いたのがきっかけで、女性の店員さんに声を掛けられ食事をすることに。
お店に台湾産コーヒーが置いてあったので数個買い、ダメもとで「生豆を売ってくれないか」とお願いしたら、なんと快諾してくれた。
また、彼女に誘われ、車で夜景を見に行き、彼女の友人宅で晩御飯をご馳走にもなった。
帰りは私の宿泊しているホテル(車で30分)まで送ってくれたのだけど、「実はうちの水道管が壊れてるの」と言われ、部屋のシャワーを貸してあげたというエピソードも笑
生豆1㎏600元(焙煎済みの豆は220g600元)。
帰国してから、この豆は殻が付いており剥かないと焙煎できないと知った時は一瞬目の前が暗くなった。
しかし割と簡単に剥けると分かったので一粒一粒、いろんな人に手伝ってもらいながら手作業で剥き、無事焙煎する事ができた。
(しかも焙煎は、プロの方のご厚意(;o;))
殻を剥いた豆
786g
欠点豆を除ける
774g
欠点豆。元の量が少ないので、基準はゆるゆるにしてくれたそう。
焙煎~
焙煎後
再度欠点豆を除ける
627g。水分が抜けて軽くなった。
日本語しかできない私が、初めての海外一人旅で地元の人と仲良くなったり、交渉して生豆を手に入れるという冒険をしてそれがすっかりクセになってしまった。
是非また来年も行きたい!と思った矢先にコロナ禍となり、4年越しにやっと古坑郷華山村に再訪したのだった。
この日は、水洗いで実を外している作業を見せてもらった。
今回は3㎏2,000元。
ちょっと高いけど、殻が向いてあるのでありがたし!
これを、地元・小樽のお店で焙煎してもらって、みんなで飲みながらテルミンを弾いて遊ぶ!
というのが、今の夢。